世界の巨大恐竜博2006

東京幕張メッセで行われた世界の巨大恐竜博2006でスーパーサウルスを見てきました。


46億年の進化のふしぎ
地球が残してくれた生命の進化の証拠「化石」を手がかりに、約46億年におよぶ地球と生命の軌跡をたどってみよう。


恐竜の出現と繁栄
恐竜出現までに2つの陸上動物相の交代劇があった。第1の交代は、後期ベルム紀に支配的だった獣弓類(哺乳類に近い系統)と主竜類(恐
竜を含む系統)の交代である。主竜類が獣弓類と交代したのは、直立姿勢へと進化して優れた運動性を獲得したためであると考えられる。第
2の交代は、主竜類のうち恐竜が優勢となったことである。気候の乾燥化は、乾燥した地域を拡大し、湿地に適応した主竜類を衰退させ、恐竜
の繁栄を促した。また恐竜は、四足歩行のほか主竜類と異なり、後ろあしで二足歩行をした。二足歩行の方がすばやく動けるので、体を隠せ
るような植物がない乾燥した環境では、獲物を捕らえるときに有利だったのだ。こうして恐竜は現れ、繁栄していったと考えられる。



ラゴスクスは、最古の恐竜化石よりわずかに古い地層から発見された小型爬虫類。鋭い歯をもち、すばやく動いて昆虫や小さな爬虫類を捕食
したと考えられる。全長45.7cm



エオラプトルは、最古の恐竜の一つ。アゴの前方には古竜脚類のようなスピード型でふちがぎざぎざの歯を、奥には獣脚類の鋭い歯をもつが、
基本的には小動物を捕食したと見られる。全長1m



クンミンゴサウルスは、原始的な特徴をもつ竜脚類。12個の首の骨からなる長い首や、ややスプーン型の歯は竜脚類の特徴だが、前あしの
親指以外の指も比較的長いことは古竜脚類のようである。全長11m



ケトラサウルスは、後期ジュラ紀に生息した獣脚類。化石はアメリカとタンザニアで見つかっている。全長4.6〜6mと中型だが、自分より大き
な獲物を襲っていたらしい。背中に並んだびょうのようなうろこが最大の特徴。



シュノサウルスは、原始的な竜脚類で首が比較的短い。より進化した竜脚類より、前後あしの指の骨が1〜2個多い。尾の先にはゴルフクラブ
のような骨のふくらみがあり、短いトゲ状の突起もあったと思われる。武器としてもちいたのだろう。全長8.5m



アロサウルスは、北米のジュラ紀の地層から最も多くの化石が産出する。全長8〜10mに達し、当時としてはきわめて大型の肉食恐竜だっ
た。前あしは比較的長く、鋭いかぎ爪をもつ。後ろあしは筋肉が発達し、少なくとも時速30km程度で獲物を追いかけることが出来ただろう。特
徴である眼の上の角のような突起は、防御やディスプレーに用いたと考えられる。



スーパーサウルスは、全長33m、体重はゾウ8頭分にあたる40〜45tと推測される。食事量は、体重を40tとすると、その1〜2%にあたる4
00〜800kgの間の500kg前後のえさを1日に食べたと推測される。歩く早さは竜脚類の足跡の研究から普段は時速4.5kmくらいのほぼ
人の歩く早さで歩いたと考えられる。急ぐ時は、歩幅を広くして、時速17kmくらいはさせたと考えられる。



ロウリンハノサウルスは、この骨格は全長4.5mだが、9mに達したものもおり、ポルトガルでは陸上生態系の頂点に位置しただろう。肉食恐
竜としては珍しく、腹の辺りから30個以上の胃石が見つかった。それとともに小型鳥脚類の爪も4個見つかり、この個体が最後に食べたえさ
だったと考えられる。



ティラノザウルスは、全長13mに達する最大級の獣脚類。この標本は2001年に発見された今のところ最も新しい個体で、亜成体とされてい
る。ディロングなど原羽毛をもつ近縁の獣脚類が発見されたので、ティラノサウルスも成長のある段階までは保温のためにそのような構造物を
身にまとった可能性がある。



トリケラトプスは、化石はアメリカとカナダで産出する。大型個体は全長9mに達する。強力なくちばしと鋭い歯をもち、デンタルバッテリー(小さ
な歯が上下のアゴに各3〜4列並んだ構造)が発達するが、植物をすりつぶすのではなく、切り刻むことに適応している。主にヤシ科などの硬
い葉を食べたともいわれ、ほかの動物と植物の競合を避けた可能性もある。







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