竜を含む系統)の交代である。主竜類が獣弓類と交代したのは、直立姿勢へと進化して優れた運動性を獲得したためであると考えられる。第 2の交代は、主竜類のうち恐竜が優勢となったことである。気候の乾燥化は、乾燥した地域を拡大し、湿地に適応した主竜類を衰退させ、恐竜 の繁栄を促した。また恐竜は、四足歩行のほか主竜類と異なり、後ろあしで二足歩行をした。二足歩行の方がすばやく動けるので、体を隠せ るような植物がない乾燥した環境では、獲物を捕らえるときに有利だったのだ。こうして恐竜は現れ、繁栄していったと考えられる。 したと考えられる。全長45.7cm 基本的には小動物を捕食したと見られる。全長1m 親指以外の指も比較的長いことは古竜脚類のようである。全長11m な獲物を襲っていたらしい。背中に並んだびょうのようなうろこが最大の特徴。 のような骨のふくらみがあり、短いトゲ状の突起もあったと思われる。武器としてもちいたのだろう。全長8.5m た。前あしは比較的長く、鋭いかぎ爪をもつ。後ろあしは筋肉が発達し、少なくとも時速30km程度で獲物を追いかけることが出来ただろう。特 徴である眼の上の角のような突起は、防御やディスプレーに用いたと考えられる。 00〜800kgの間の500kg前後のえさを1日に食べたと推測される。歩く早さは竜脚類の足跡の研究から普段は時速4.5kmくらいのほぼ 人の歩く早さで歩いたと考えられる。急ぐ時は、歩幅を広くして、時速17kmくらいはさせたと考えられる。 竜としては珍しく、腹の辺りから30個以上の胃石が見つかった。それとともに小型鳥脚類の爪も4個見つかり、この個体が最後に食べたえさ だったと考えられる。 る。ディロングなど原羽毛をもつ近縁の獣脚類が発見されたので、ティラノサウルスも成長のある段階までは保温のためにそのような構造物を 身にまとった可能性がある。 な歯が上下のアゴに各3〜4列並んだ構造)が発達するが、植物をすりつぶすのではなく、切り刻むことに適応している。主にヤシ科などの硬 い葉を食べたともいわれ、ほかの動物と植物の競合を避けた可能性もある。
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